都税【クレジットカード納付は損？】ポイント還元以外の落とし穴

税金がネットで支払える便利な時代となりました。

東京都では平成23年から自動車税のクレジットカード納付を実施しておりましたが、時代の流れとともにクレジットカード決済の拡がりがあり、平成27年4月からは都税の納付対象税目が拡大されました。

「数万円単位で支払う税金がクレカ決済ともなればポイント還元されてお得じゃーん」

これは迷わずやるしかない！とお伝えしたいところですが、

クレカ決済には注意すべき点もありますので

についてまとめましたので一読ください。

都税をクレジットカードで支払いしたらお得？それとも損？

平成27年から対象税目が拡大されましたが、実際にクレジットカードで支払える都税の種類が知りたいですよね。

それが以下になります。

※https://zei.metro.tokyo.lg.jp/より引用

わざわざ金融機関や税務署へ出向くことなく自宅で納付書とクレジットカードがあれば完結しちゃうので、とっても便利ですよね！

便利な一報、実はネットでの納付には手数料がかかってしまいます。
これが利用者には損な点ですね。

なぜかというと、これまで通りの金融機関や税務署等での納付は手数料無料という利点があります。

まぁ、便利になった分、手数料は致し方ないのかなぁとも思いますが・・・。

この手数料、納付額によって変わってくるのですが・・・

税額	決済手数料
1円～10,000円	73円（消費税込80円）
10,001円～20,000円	146円（消費税込160円）
20,001円～30,000円	219円（消費税込240円）
30,001円～40,000円	292円（消費税込321円）
40,001円～50,000円	365円（消費税込401円）
※以降、税額が10,000円増えるごとに決済手数料73円（消費税別）が加算されます。

※https://zei.metro.tokyo.lg.jp/より引用

こちらの表をご覧になると分かりますが、
1万円収めるごとに73円（消費税別）が手数料としてかかります。

つまり、1万円当たり0.803％の手数料です。

これを損とみるか得となるかはこの手数料パーセンテージが鍵となります。

ちなみに納付できる金額は100万円未満です。

【クレカ決済でお得になる点】

冒頭でもお話しましたが、
クレジットカードで決済すればクレジットカードのポイントが還元されます♪

現金で支払っても何もつかないなら、
普段のお買い物からクレカでポイント貯めまくっているという賢い主婦も多いと思います。
（まぁ、使い過ぎに注意しなきゃですけどね。笑）

たとえば、ご利用のクレジットカードのポイント還元率が100円で1ポイント貯まるものなら1％のポイント還元なので、さきほどの手数料0.803％より若干お得ということになります。

納付額にもよりますが、ほんとにちょこっとお得かなぁといった印象です。

また、お金の問題でなく忙しい現代人ですからわざわざ足を運ぶことなく自宅でパパっと納付できるのがメリットと感じる人も少なくないはずです。

クレカの還元ポイントは確かにお得だけど・・・

クレカ決済でポイント還元されるのはお得なのですが、実はさきほどはほんの一例で、クレジットカード会社のポイント還元率によって、お得度は変わってくるのが現状です。

年会費が永年無料の大手のカードを比較してみると、

この表を見ると、
0.5％～3％のポイント還元率となっていますが
実情は0.5％～1％が都税納付で見るポイント還元になります。

最大の3％を得るためには、いろいろ条件があるのがほとんどです。

ですから、
約1％のポイントをお得とみるか？これは個人差があるのかなぁといったところですね。

そして、実はクレカ決済で一番残念なのが領収証が発行されないことなんです。

領収証なんて必要ないよ。という人にはたいした問題じゃないかもしれませんが、
実は私もコレが原因でクレカ決済を諦めました。

というのも、数年前自動車税の納付にクレカ決済を利用しようかといろいろ調べていましたら、領収証が発行されず納税証明も10日前後かかるとのこと・・・。

実はちょうど愛車の車検が近かったので、
車検に必要な領収証が手元にないと困ることから最寄りのコンビニで納めた経験があります。

私の利用しているクレカは100円で1ポイント還元と1％の還元率ですが、そのときはそんなちょっとのお得よりも現実的に領収証が手元にないと困ったのでそちらを選びました。

ですから、クレカ決済がお得か損かは人それぞれそのときの状況によって違うのでは？と思います。

私も車検年でなければ、ネットでパパっと納付していたかもしれませんし。

ちなみに、私は都内在住ではないので都税ではありませんが、
東京都以外も各道府県で県民税がネットで納税できるので興味ある方はお住まいの納税方法をチェックしてみてはいかがでしょうか？

手数料等も若干違いますので、ご注意ください。